仏壇の役割
仏壇は、元々仏教の寺院の内陣を小型化したものです。それが時代とともに変化していき、現在のような形になりました。
一般的には中央の一番高い位置には本尊を安置し、その下に位牌を置きます。仏教では「亡くなった全ての人が仏様である」という考えから、本来仏様を祀る仏壇に位牌を祀っています。
仏壇の本来の役割は本尊を祀ることにあります。しかし、現代では、亡くなった家族を祀るという意識が強いようです。仏様を拝むとともに故人を偲ぶことで心を慰めるという意味合いが強いのでしょう。
また、仏壇に手を合わせることによって、子供さんにもご先祖様に対する感謝の気持ちを自然に学ばせるなど、宗教的な信仰心だけではない大きな役割があるといえます。